はじめにみどころ

木村の真骨頂となる最新作のアートアクアリウム作品「江戸桜リウム(えどざくらりうむ)」が登場。
通常の「アートアクアリウム展 〜金魚シリーズ〜」では見ることができない、『江戸桜ルネッサンス』限定の特別作品です。

江戸桜リウム」は、「江戸切子(えどきりこ)」のグラス約1,000個から成る
高さ約2.5m、直径約4mの巨大「江戸切子シャンデリア」と
水面に舞い散った桜の花びらをデザインした作品「サクラリウム」からなる複合作品です。
サクラリウム」には、桜錦や桜琉金、桜和金など、桜にちなんだ品種の金魚が優雅に泳ぎ、桜が舞い散る様子を表現しています。
江戸切子」の本来もつ美しさを存分にお楽しみいただける作品です。

江戸桜リウム」最大の見所は、照明演出により、「江戸切子シャンデリア」や「サクラリウム」、
そして、作品奥の壁面に埋め込まれた江戸切子が施された硝子までもが桜色に染まる瞬間です。
豪華絢爛でありながら儚い満開の桜を表現します。

江戸桜ふぶき(えどざくらふぶき)」は江戸時代に栄え、東京都指定工芸品である硝子細工「江戸切子」の技を使い、
精巧な硝子の桜の花びらを1,000枚制作。

これらの硝子細工とプロジェクションマッピングなどの最新の演出技術を駆使し、
満開の桜の木が風に吹かれ、桜の花びらが吹雪のように舞い散る様を表現します。
伝統工芸の技と最新映像の技が融合して生まれた、幻想的な美しい映像インスタレーションをお楽しみください。

本作品の前にある畳のステージでは、伝統芸能も披露される予定です。

和桜並木道(わざくらなみきみち)」は、日本の美を代表する着物の中から、桜柄で構成される着物を集め、
古くは江戸時代の着物から現代の一流作家が手掛けた着物までを網羅して回廊に展示し、
ライトアップすることで、桜並木を出現させます。

中でも、江戸時代の桜柄の着物3点は、非常に希少価値が高い作品です。

江戸時代中期までは、花見は桜より早く開花し、咲き誇る期間が長い梅を愛でる文化が主流であったためです。
なお昨今、桜の代表とされる「ソメイヨシノ」は、江戸時代末期に出現し、日本全国に広まった歴史があります。


伊勢型桜の間(いせかたざくらのま)」三重県鈴鹿市指定の伝統産業であり、重要無形文化財指定の「伊勢型紙」を使い、
影絵を生み出すアート作品です。

伊勢型紙」は、江戸小紋などの型染めに用いられてきました。
伊勢型紙」の中でも、明治時代から昭和時代初期の桜柄の型紙だけを展示し、型紙に光を投射することで、
様々な種類の桜が浮かび上がります。
一風珍しい、モノクロのお花見をお楽しみください。

桜和紙の門(さくらわしのもん)」は、江戸時代より360年続く日本橋の和紙問屋「小津和紙(おづわし)」より、
京都で作られた桜柄の高級手漉き和紙を集め、桜が咲き乱れる空間を演出します。

色鮮やかな桜が咲き誇り、日本の春の訪れを感じさせてくれる作品です。

本展覧会のために、夜桜の絵柄の“京絞り”、“手描き友禅”、“摺型友禅”の3点の着物を特別にあつらえました。
それぞれの着物の織物で壁一面を装飾した空間「夜桜宴の間(よざくらうたげのま)」、3部屋が登場。

各部屋には1種類ずつ、“伊賀焼”(土楽窯)や“清水焼”(六兵衛窯)の陶器、“京漆器”(象彦)の
漆器のフルダイニングセットを展示し、アート性の高い花見空間を演出します。

夜桜宴の間」は、19:00以降、1日6組限定の予約制VIP花見席となります。
展示作品「江戸桜ふぶき」もご覧いただける花見の一等席で、三重県の漁港から直送された伊勢海老や鮪など、とれたての様々な海産物や、
京つけもの「大安(だいやす)」のお漬物などのお料理を、お酒と共にお楽しみいただけます。
お料理は、昼間まで展示されていた貴重なダイニングセットに盛り付けられ、まさに京都と三重の伝統工芸・食文化を一度に堪能できる夢の空間です。

〈「夜桜宴の間」花見席 超VIPプレミアムチケット〉は、セブン-イレブン【セブンチケット】での限定販売です。
詳しくは、こちらの【チケット】ページをご覧ください。

花見の席には欠かせないお茶と和菓子においても、お茶会をしながらにして、
日本古来の美意識を楽しむ粋な時間を提供いたします。
五日桜の間(いつかざくらのま)」では、本展覧会のために、
京菓子司「老松(おいまつ)」、御菓子司「亀末廣(かめすえひろ)」、
老舗茶舗「福寿園(ふくじゅえん)」の老舗3ブランドが初めてコラボレーション。

和菓子とお茶から成るお茶席を通し、
儚い季節の変化を表した旧暦“二十四節気七十二侯(にじゅうしせっきしちじゅうにこう)”を
テーマにした、オリジナルの作品を展示いたします。
春が訪れるまでに季節が刻々と移り変わる様を、「五日桜の間」にて、再認識いただければ幸いです。

五日桜の間」では、「亀末廣」が干菓子で桜が咲き誇る様子を表現。
老松」は、生菓子で、本展覧会オリジナルの創作和菓子を制作し、「福寿園」はお茶で、季節の世界観を表現します。

現在では四季が一般的ですが、かつて日本には、
春夏秋冬を二十四の節気(立春・雨水・立夏な
ど)に分類し、二十四節気をさらに五日ずつ3
つに分類し、七十二の季節に分けて「七十二候」
と呼び、季節の移り変わりを感じていました。

五日桜の間」で表現された世界観を、お楽しみいただけるプレミアムチケットを1日200名様限定で販売いたします。
本展覧会のために京都の老舗3ブランドがコラボレーションしたオリジナルのお茶席セットで、
亀末廣」の干菓子、「老松」の生菓子、「福寿園」のお茶師が手づから煎れた“お茶”が同会場内に設けられたお茶席スペースで味わうことができます。
お茶席セットは、本展覧会中に到来する“二十四節気七十二侯”に合わせ、5日ごとに内容を変えてご提供いたします。

〈「亀末廣」&「老松」&「福寿園」お茶席 VIPプレミアムチケット〉は、セブン-イレブン【セブンチケット】での限定販売です。
詳しくは、こちらの【チケット】ページをご覧ください。
次ページ【物販 ゾーン】は、ただいま準備中のため近日公開いたします。