『江戸桜ルネッサンス 〜夜桜うたげ〜』では、日本が誇る伝統工芸が一同に集結いたします。
“着物”、“織物”、“履物”、“硝子細工”、“和紙”、“陶器/漆器”などの伝統工芸品に加え、
“和菓子”、“お茶”、“日本酒”など、日本伝統の食文化も新しいスタイルで披露いたします。
参加ブランドはいずれも、日本を代表とする老舗・名店の数々。本展覧会で、日本本来の美意識や素晴らしさをご堪能ください。
※五十音順
名 称 | 展示・設備品 | 名 称 | 展示・設備品 |
---|---|---|---|
京都室町 あさみ (あさみ) |
京着物 | 伊勢醤油本舗 (いせしょうゆほんぽ) |
醤油 |
エプソン販売 (えぷそんはんばい) |
プロジェクター | 老松 (おいまつ) |
和菓子(生菓子) |
桶重 (おけじゅう) |
日本酒クーラー | オコシ型紙商店 (おこしかたがみしょうてん) |
伊勢型紙 |
小津和紙 (おづわし) |
和紙 | 亀末廣 (かめすえひろ) |
和菓子(干菓子) |
祇園 ない藤 (ぎおん ないとう) |
履物 | 京漆匠 象彦 (きょうしっしょう ぞうひこ) |
京漆器 |
京つけもの 大安 (きょうつけもの だいやす) |
京漬け物 | 絞彩苑 種田 (こうさいえん たねだ) |
京着物 |
〈英勲〉齊藤酒造 (えいくん/さいとうしゅぞう) |
清酒(日本酒) | 〈聚楽第〉佐々木酒造 (じゅらくだい/ささきしゅぞう) |
清酒(日本酒) |
紫紘 (しこう) |
京織物 | 香老舗 松栄堂 (こうろうほ しょうえいどう) |
お香 |
進誠堂 (しんせいどう) |
鈴鹿墨 | すみだ江戸切子館 (すみだえどきりこかん) |
江戸切子 |
染繍舗 多ち花 (せんしゅうほ たちばな) |
京着物 | 染織工芸 むつろ (せんしょくこうげい むつろ) |
京着物 |
〈瀧自慢〉瀧自慢酒造 (たきじまんしゅぞう) |
清酒(日本酒) | 土楽窯 (どらくがま) |
伊賀焼 |
成謙工房 謙蔵 (なりけんこうぼう けんぞう) |
京着物 | 〈半蔵〉大田酒造 (はんぞう/おおたしゅぞう) |
清酒(日本酒) |
福寿園 (ふくじゅえん) |
日本茶 | 藤井絞 (ふじいしぼり) |
京着物 |
藤工房 (ふじこうぼう) |
京着物 | 堀口硝子 (ほりぐちがらす) |
江戸切子 |
〈月の桂〉増田徳兵衛商店 (つきのかつら/ますだとくべえしょうてん) |
清酒(日本酒) | 松島組紐店 (まつしまくみひもてん) |
組紐 |
御糸織物 (みいとおりもの) |
暖簾 | 三重県漁業協同組合連合会 (みえけんぎょぎょうきょうどうくみあいれんごうかい) |
伊勢海老・伊勢まぐろ・鮮魚 |
村山刺繍店 (むらやまししゅうてん) |
京着物 | 室町 京正 (むろまち きょうしょう) |
京着物 |
八幡屋 (やはたや) |
三重着物 | 〈るみ子の酒〉森喜酒造場 (るみこのさけ/もりきしゅぞうじょう) |
清酒(日本酒) |
六兵衛窯 (ろくべえがま) |
清水焼 |
“OKOSHI-KATAGAMI”とは (株) オコシ型紙商店が製造、または所有する手彫りの「伊勢型紙」を指します。
本来は「きもの」の図柄を染色する目的のために文様が彫り抜かれた型紙のことであり、
その起源には諸説あり定かではありませんが、はるか一千余年の昔、
神亀年間(8世紀初め・奈良時代)にとも、桓武天皇の延暦年間(8世紀末・平安時代)に遡るとも
いわれますが、少なくとも室町時代には存在したとされています。
その間、あらゆる意匠・デザインを吸収・創造・進化させながら、
日本の文様・文化を型紙に投影させてきました。
この意匠のポテンシャルはとても高く、ファッション・インテリアなどのプロダクトや
企画に取り入れることで他製品との差別化を図り、大きな付加価値を添加することができます。
私たちOKOSHI-KATAGAMIは、その価値を多くの方々に知っていただくことで
その美を共有したいと願っています。
〈オコシ型紙商店〉(おこしかたがみしょうてん)公式サイト:http://www.okoshi-katagami.com
日本の和紙 小津の和紙
「強さ」「優しさ」「暖かさ」
和紙の持つこの特長は、千三百年を越える手漉き和紙の歴史を支えた数多くの人達の「心」そのものです。
小津は、江戸時代より360年間以上続く老舗としてその精神を引き継ぎ、和紙のもたらす素晴らしい可能性が、未知への夢を美しく開花させる喜びを、皆様と供に味わいたいと願っています。
〈小津和紙〉(おづわし)公式サイト:http://www.ozuwashi.net
寛文元年(1661年)に創業以来、象彦は京漆器の伝統を受け継いで
三百有余年の歩みを続けております。
多様化する人間の営みの中で象彦は、漆芸に新風を吹き込み常に創造的でありたいと願ってきました。
時代を超えて栄え続ける老舗には皆、独自の商品や商法、個性があります。
象彦もまた、京漆器の老舗として一つの信念を貫いております。
それは、価値ある確かな品だけをお届けすること。
そしてこれからも新しい漆芸の創造に努め、
京漆器の語り尽くせぬ魅力を世界に広げて行く一筋の歩みを続けます。
〈京漆匠 象彦〉(きょうしっしょう ぞうひこ)公式サイト:http://www.zohiko.co.jp
創業明治35年
「手づくり・心づくり」の教えを守り、旬野菜本来の味・香りをより美味しく味わっていただくために、
化学調味料・保存料・合成着色料は使用しておりません。
天然の旨みで調味し、素材本来の持ち味を生かす味づくりをしています。
また、今年2月に生まれたばかりの新ブランド「ちいさな だいやす」では
ちいさい、かわいい、おいしい。の三拍子揃ったポーションタイプのおつけものを展開。
伝統の味を守りながら新発想の提案をしています。
〈京つけもの 大安〉(だいやす)公式サイト:http://www.daiyasu.co.jp
いにしえより酒づくりの中心は京都でした。
このはるかな時の流れを背景に齊藤酒造が誕生したのは、明治二十八年のことです。
齊藤家の先祖は元禄の頃に泉州より当地へ移り、井筒屋伊兵衛として呉服商を営み、
酒造業に転じるまで八代にわたって老舗を受け継ぎ守りました。
当時の商標は柳正宗、大鷹などでしたが、大正天皇の御大典を記念して「英勲」となりました。
その後昭和、平成とこのブランドを丁寧に育て、現在では日本全国をはじめ、海外へも銘酒を送り出し、
各地で高い評価を頂いております。
〈英勲〉齊藤酒造(えいくん)公式サイト:http://www.eikun.com
当蔵佐々木酒造は明治26年、初代佐々木次郎吉が現在の地に創立いたしました。
もともとこの京都上京の地は、関白秀吉の邸宅であった〈聚楽第〉のあった場所であり、
「出水」という地名が残っているように、良質の地下水に恵まれたところです。
その聚楽第跡にて千利休が茶の湯にも使ったといわれる「金明水・銀明水」を仕込み水とし、
全ての酒を京都・洛中伝承の手造りの技法にて醸し続けております。
〈聚楽第〉佐々木酒造(じゅらくだい)公式サイト:http://jurakudai.com
およそ300年前、京都に創業した香の老舗、松栄堂。
伝統の香りを支える素材は、東南アジアを中心に世界各国から運ばれる貴重な天然香料。
これらは調合師の研ぎ澄まされた感覚によって、最良の香りが引き出され、熟練の手わざで形となります。
いっぽうで最新鋭の技術も導入し、現代人のライフスタイルにふさわしいアイテムの創造にも、
意欲的に取り組んでいます。
松栄堂が香りに託してお届けするのは、大自然の恵み。
繊細な和の香りは現代人の心のうるおいとして、世界の国々でも愛用されております。
〈香老舗 松栄堂〉(こうろうほ しょうえいどう)公式サイト:http://www.shoyeido.co.jp
江戸の「技」と「粋」。
伝統工芸を受継ぐ熟達した職人技と江戸気質を保ちながらも、江戸切子の新しい世界を追い求めてます。
創業(明治32年)以来、ガラス食器一筋で培ってきた当社のガラス製品の中でも
際立った伝統工芸品です。
〈すみだ江戸切子館〉(えどきりこかん)公式サイト:http://www.edokiriko.net
主に京友禅の一種である「摺型友禅」の染め技法を用いた“きものプロダクト”メーカー。
いわゆる手描き友禅とは異なり、型紙を用いて染め上げる友禅技法のひとつです。
数枚~数十枚の型紙を用いてひとつの柄を表現します。
ひとつの色を箇所により3~4回摺り重ねることで、より奥行きのある色を表現することができます。
〈染繍舗 多ち花〉(せんしゅうほ たちばな)
公式Facebook:https://www.facebook.com/senshuho.tachibana
絞り染め(主に辻ヶ花染め)を製造
染め・絞り・描きの工程を全て京都で行い、
約500年前に辻ヶ花染めが生まれた当時の素朴さ、上品さ、美しさを絞りと墨描きを中心に製造しています。
〈染織工芸 むつろ〉(せんしょくこうげい)
瀧自慢は今年も、自分が飲みたいと思う酒、自分が飲んで美味しいと思う酒を造ります。
そうして出来たお酒を気に入って下さる方がある限り、
「この酒でないと…」そう言って下さる方がある限り、
我々は、我々の酒を造り続けます。
飲み手と造り手の気持ちが重なり合い醸される一本の酒。
それを造り続けてゆくことこそが、我々の誇りです。
「百人が一杯飲む酒より、一人が百杯飲みたくなる酒」
瀧自慢はこんな酒を目指して、これからも一歩一歩前進します。
〈瀧自慢〉瀧自慢酒造(たきじまん)公式サイト:http://www.takijiman.jp
明治25年創業。
伊賀忍者「服部半蔵」ゆかりの地「伊賀上野」で、
手作業による小量小仕込みで丁寧な酒づくりを心がけています。
伊賀産「伊賀山田錦」をはじめ「神の穂」や「うこん錦」など地元米にこだわり、
大吟醸、純米吟醸、特別純米酒は、三重酵母を使用し、
三重の地酒として旨味ある酒づくりを目指しております。
また昭和時代の木桶を活かして木桶仕込みを復活。
伝統の酒文化を継承し、古き良き時代を想い味わう酒を後世に伝えてまいります。
日本酒を通じて人との出会いに感謝し、
皆様に笑顔とやすらぎを提供できる酒でありたいと思います。
〈半蔵〉大田酒造(はんぞう)公式サイト:http://www.hanzo-sake.com
王朝の都 京都
福寿園 京都本店に想う。
王朝の都、京都は文化創成の地であり、また文化熟成の地でもあります。
高貴な王朝の美意識にこたえるべく、全国から匠が集まり、技を競い、造り上げられた京物。
その素晴らしく品格のある様は、やがて人々の憧れの的となりました。
匠の技に価値を認め、求めた王朝の人々の鑑識眼と余裕があってこそ、京都の王朝文化は繁栄していったのです。
深みのある京物、そして贅沢で品格のある憧れの世界を創成するために、京都の中心に京都本店を設立いたしました。
京都にある素晴らしい伝統の技を、茶という命題で結集するとともに京都本店で、王朝の都・京都の地に茶を通じて、京物の新しい息吹を生み出していきます。
皆様には、お茶との新しい出会いを見つけていただき、素敵な人生をお過ごしいただきたいと願っております。
〈福寿園〉(ふくじゅえん)公式サイト:http://www.fukujuen.com
藤井絞株式会社の創業は、大正4年2月にさかのぼります。
「京鹿の子絞」の技術・伝統を受け継ぎ、ものづくりに励んでおります。
素材にこだわり、柄にこだわり、色にこだわる。
「絞り」が活きるよう、創意工夫を重ね、世界に一枚のきものをつくっています。
来年で「創業100年」。
老舗の仲間入りを目指して「京鹿の子絞」の振興と発展のため、全力を尽くします。
〈藤井絞〉(ふじいしぼり)公式サイト:http://fujiishibori.jp
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/fujiishibori.kyoto
藤工房は和裁所として1906年の創業以来、和裁一筋100年以上となります。
昔ながらの伝統の技術を継承しながらも、常に新しい着物のかたちを追い求め、
皆様のきもの生活に新しい提案をしてまいります。
〈仕立の店 藤工房〉(ふじこうぼう)公式サイト:http://www.fujikobo.com
当世はものみな、合理化と加算の美徳がすすめられて、
日本酒独特の“個性”が失われつつある昨今でございます。
“日本酒の特徴は、その季節性にある”と、醸造発酵の神様・故坂口謹一郎博士も指摘しておられますが、
まことに季節性こそは日本酒を愛する者にとって根本要素であり、生命そのものであると申せましょう。
私どもでは、芳醇な酒の個性をどこまでも守り育てつづけるために、
手づくりにより厳冬期にのみ仕込みをするという、昔ながらの酒づくりの方法を大切にいたしております。
合理主義第一の今日では、この姿もいささか“変わり種”として大方の目に映るかもしれませんが、
真に酒を尊び、酒を愛する多くの方々の御期待と御要望にお報いすべく、
また三百年余り(延宝3年:1675年)この方“酒ひとすじ”に打ち込む者のひたすらな
矜持(きょうじ)として、日本酒本来の伝統的な酒づくりにこの上とも 精進してまいる所存でございます。
「清酒月の桂」「原酒琥珀光」「大極上中汲にごり酒」は、おかげをもちまして広く江湖の御好評をえ、御愛飲を頂いております。
就中、「大極上中汲にごり酒」は発泡性があるのが、昔ながらのにごり酒の基本ですので、発売当初より発泡性が命として“これぞ季節がそのまま息づいている、
昔なつかしいうま酒”として愛飲家のみなさまからお喜びとお賞めの言葉を数多く頂戴いたして おります。
弊店吟醸のこれら“手づくりの酒”が、現代に“個性”をたずねる手蔓ともなりますれば、まことに 光栄に存じます。
どうか末永く御愛飲たまわりますよう、伏してお願い申し上げます。
〈清酒 月の桂〉増田徳兵衛商店(つきのかつら)公式サイト:http://tsukinokatsura.co.jp
伊勢神宮、熊野古道を抱える三重の地。
南北1000km以上に及ぶ長い海岸線を有し、古より漁業の盛んな地域の一つとして知られ、
木曽三川の恵み豊かな伊勢湾、離島やリアス式の入江が続く伊勢志摩地域、
雄大な太平洋の黒潮おどる熊野灘など変化に富む海域では、伝統的に漁業が発達、浦々に漁村が形成され、
漁業が文化と経済の根幹を成すものとして人々の暮らしを支えてきました。
歴史書や古文書には、伊勢海老をはじめ、様々なこの地の魚介類が度々登場するなど、
現在にもその伝統が伝えられていると同時に
近代では真珠養殖発祥や魚類、牡蠣、青さ養殖の先進地としても発達してきました。
また、最近ではこれらの伝統を受け継ぎ、『伊勢まだい』や『伊勢まぐろ』などの
新しいブランドの取組みも行われています。
〈三重県漁業協同組合連合会〉(みえけんぎょぎょうきょうどうくみあいれんごうかい)
公式サイト:http://www.miegyoren.or.jp
伝統の技が描き出す気品。
京友禅の名のもとに、江戸時代より頑なに守り継ぐ糊糸目技法。
熟練の匠による染めの彩りは、はんなりと優しく、その表情は繊細にして気高く。
身にまとう人を、えも言われぬ気品で際立てる。
〈室町 京正〉(きょうしょう)公式サイト:http://kyousho.jp